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4.虜囚(6)

「Mをシュータの虜囚とする。処遇は反省。二か月間弥生と同等に扱う」
宣告の声が冷たく流れた。背後にいる極月がMの後ろ手錠を外す。
「M、裸になりなさい」
命じる声が背中に落ちた。うなずいたMの目に、高く掲げられた弥生の尻が映った。また無様な姿を晒すのかと思うとうんざりする。それも鍛え上げられた裸身の横に晒されるのだ。黙って都会に帰ればよかったと、悔いが喉元まで込み上げてきた。だが、ここまで来た以上、行くところまで行かなければならない。Mは黙ってスーツを脱ぎ、セーターを脱いだ。豊満な裸身がランタンの灯に浮かび上がる。オシショウが唾を呑み込む音が聞こえた。Mは素知らぬ振りで、テーブルに置いたセーターの上から祐子の織ったスカーフを取った。素っ裸の首にスカーフを結ぶ。
「オシショウ、決して屈服はしないが抵抗もしない。スカーフを巻くことを許して欲しい。思いのこもった品なのです」
怪訝な顔のオシショウがそれでも大きくうなずいた。極月が手錠を持ってMの前に立つ。Mは両手を揃えて前に出した。銀色の手枷が厳しく両手首を拘束した。

「壁の前に行って片足ずつ手錠をまたぎ、弥生のように反省のポーズを取りなさい」
命じられるまま、Mは弥生の横で壁に向かって立った。苦しい中腰の姿勢になって、片足ずつ手錠で戒められた両手の間に潜らす。豊かな乳房と腰の回りの肉がスムースな動きを意地悪く妨げる。やっとの事で尻の下に収まった両手を無理に下げて正座した。頭を床に着け、豊かすぎる尻を思い切り突き出しても太股と胸が全身を圧迫する。

「極月、よく二人を比べてみるがいい。同じような背格好だが肉付きの違いは一目瞭然だ。鍛え上げた弥生の裸身は小さく屈めても美しい。それに引き替え、Mの身体からはみ出たぶよぶよの肉塊を見ろ。普通にしていれば分からないが、こうして反省のポーズを取らせれば逃げ隠れできない。贅肉がつきすぎて、尻の大きさなど倍も違う。惜しまれるはずもない裸身だ」
オシショウの言葉がMの身体を貫く。カッと血が全身を逆流する。白い裸身が真っ赤に染まった。

「ほら極月、白豚が赤豚になった。みっともない。早く肛門栓をしてしまえ。黒ずんだ汚い尻を厳しく戒めてやるのだ」
Mの尻に冷たい金属が触れ、奥深く肛門を割って挿入された。やがて体内で金属棒が漏斗状に開く不気味な感触が下半身を圧した。
「極月、陰門を封鎖する穴も開けなさい」
オシショウの言葉に従って、極月が太いディスポーザブルの注射針を二本用意した。極月はアルコールを湿らせたガーゼを持って、高く掲げた尻の後ろに屈み込んだ。大きく割り開かれた尻の割れ目に手を伸ばし、二枚の陰唇を摘み上げる。アルコールで丁寧に消毒した後、無造作に注射針で粘膜を刺し貫く。Mの口が苦痛で歪んだ。全身を二度、鋭い痛みが走った。陰唇に開けた穴に細いビニールパイプを通してから、極月が立ち上がって平然と言う。
「オシショウ、一晩経てば陰門をリングで封鎖できます」
「それはよかった。Mも弥生と同様、精進の道がたどれる」
何がよいものかとMは歯を食いしばり、悔しさのあまり尻を左右に振った。猛り立った熱い尻が冷たい弥生の尻に触れる。引き締まった素肌の感触が柔らかな尻を通して全身に伝わる。苦い嫉妬がMの胸を締め付けた。
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アカマル

Author:アカマル
http://prima-m.com/
官能のプリマ全10章
上記サイトにて公開中。

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