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9.巨樹は倒れるままに(9)

鞭を受け取った修太は無言のままMの後ろに立ち、無造作に鞭を振るう。
まるでスポーツをするように正確な鞭が、規則正しい間隔でMの背から脇腹を打つ。十数発の鞭を浴びた背に縦横に鞭痕が走る。容赦のない凄まじい責めだ。
「時代が変わったんだ。もうMの出る幕はないよ」
背後から呼び掛けた修太が、ひときわ厳しい鞭を背筋に見舞った。柔らかな皮膚が裂け、血が床に滴り落ちる。
「光男の番だ」
素っ裸で震えている光男に、修太が鞭を突き出す。手を背中で組み、顔を左右に振って裸身を震わせている光男のペニスを、修太が鞭で打った。光男の口から大仰な悲鳴が上がる。軽く打たれただけだが、勃起したペニスに衝撃が走った。見る間にすくみ上がり、萎えていくペニスを目にした光男の両眼から涙がこぼれ落ちる。渋々鞭を受け取り、縮み上がったペニスを揺らせながら歩き、Mの前に立つ。

「ごめんね、M。見ての通り僕は弱い男だ。恨まないで欲しい」
光男はMの顔を見上げて訴えたが、眉を寄せ、じっと目を閉じているMの答えはない。
弱々しく鞭を振りかぶった光男の裸身が危なげに揺れる。光男は思い切って二回、鞭を振り下ろした。右の乳首を鋭く打った後、二度目の鞭が左の頬を打った。Mの頬に醜い鞭痕が走った。光男の裸身がわなわなと震える。そのまま回れ右をして駆け出し、理事長の横に立った祐子に鞭を渡し、足元にうずくまってしまう。

震える光男の手から鞭を受け取った祐子の裸身も震えた。
「祐子、だらしないよ。さあ、薄汚れた身体を思い切り打って、気分転換をしよう」
吊り下げられたMの前に立ったチハルが、足を大きく開いて祐子に叫んだ。
片手に鞭を持って立ちつくす、祐子の股間が震え続ける。剃り上げた陰毛の跡がむず痒い。
「祐子、勇気を出しな。何のために二人で股間を剃り上げているのか忘れたのか」チハルの叱責が飛ぶと、祐子の背が真っ直ぐに伸びた。大股に歩き、開ききった股間の前に立った。じっとMの顔を見上げる。Mの両目が開き、祐子の視線をしっかり捕らえた。
無言のままMが「祐子、私を打ちなさい」と告げて小さくうなずく。
三年前と同じだった。

祐子は大きく首を左右に振って鞭を振りかぶった。そのまま姿勢を変え、傍らに立つチハルの裸身を打った。
チハルの肩先で鞭音が響き、白い肌に赤く鞭痕が走った。祐子は鞭をチハルに投げ付け、身体の向きを変えてMの股間にひざまづいた。
祐子の両目から止めどなく涙が流れる。涙で霞む視界に、散々鞭打たれて爛れきった股間が広がっている。祐子は顔を上げ、無惨に粘膜が裂かれた性器に口を付けた。唇の先でMの身体が微かに震えるのが分かった。目の前が真っ白になり、性器を口に含んだまま熱心に舌を這わせた。

「祐子の裏切り者」
背後から恐ろしい声が響き、鋭い鞭が祐子の背をしたたかに打った。
何度も何度も、チハルの罵声と共に鞭が背中を襲ったが、祐子は痛みに耐えてMの股間を舌で追い続けた。
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