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6 官能の宴(8)

これで満足し、自分の快楽を追う事ができれば、きっと大人物になれるはずだと僕は思った。しかし僕は、余計な好奇心に誘導されてしまったのだ。
先ほどMが僕にしたように、彼女を引きずっていった僕は、父の股間に彼女の頭を押し込んだ後、彼女の長い足に父の頭を抱かせ、あぐら縛りにくくりつけてしまったのだった。
素っ裸で後ろ手に緊縛され、あぐら縛りにされた父とMが上下に逆さまになって重なり、お互いの陰部に顔を向けている。そんな二人のウエストを、新しい縄できつくぴったりと縛り付けてやった。

縛り終わらない内に、二人の卑猥な行動は始まっていた。自由の利かない後ろ手あぐら縛りで重なり合った二人は、辛うじて動く首を亀のように振り合い、互いの陰部を震えながら舐め始めたのだった。
二人に猿轡を噛ませなかったことを深く後悔したが、予想すらできなかった赤裸々な性の展開の前にはもう、後の祭りだった。

呆然と立ちつくす足元から歓喜の二重唱が、海鳴りのように高く低く聞こえて来る。
「ねえピアニスト。君の立派なペニスで透き間を埋めてくれない。ねえ、お願いだから縄を外して」
あっけにとられたまま見下ろす痴態の中で、喘ぐようなアルトがせがむ。ボーとした視線のピントを、無理に彼女の口元に合わせる。
やっと逞しく勃起した父のペニスを喉の奥までくわえ込み、よだれまみれになって震えている、ゲランのルージュが剥げ掛かった唇が視野一杯に広がる。

こみ上げる吐き気をこらえるように目を足元に落とすと、先ほど僕の尻を打った黒い皮鞭が目に入った。思わず腰を屈めて皮鞭を拾い、目の下に広がる彼女の優美な曲線を目掛け、力一杯鞭を振るった。透き通るように繊細な尻の上に真っ赤な筋が走り、ピシッという心地よい高音が残響を伴って、蔵屋敷中に鳴り響いた。その素敵な音に憑かれたように、僕は何回も鞭を振り下ろした。
官能の高まりにほんのりとピンクに染まった尻に、縦横に赤いミミズ腫れが走った。しかし、Mはペニスをくわえ込んだまま声も上げない。父の張りきったペニスに歯が食い込み、赤く血が流れていた。

「はやく、ハヤク、はやく、ハヤク」と喘ぐように漏れる、鞭の痛みに耐えたうめき声が、僕を地獄へと誘う。
僕は、高く掲げた皮鞭の向きを変え、尻の割れ目に沿ってひときわ強く振り下ろした。
ピシッと耳に響く鞭音を聞く間ももどかしく鞭を投げ捨て、Mを縦に割った縄を解いた。またたくまに彼女は、自分の力で股間に挿入された縄の結び目を排出する。僕は、最大限に張り切ったペニスを振り立て、目の前で揺れる赤い鞭痕にまみれた尻に向かって、力いっぱい突き出していた。
乱暴に性器に挿入したペニスは、じっとりと濡れそぼった震える粘膜に、ゆったりと迎えられた。これ以上大きくはなれないほどに膨張したペニス全体を、むらなく柔らかく、かつ柔軟に彼女の性が包み込んでくれる。

プロフィール

アカマル

Author:アカマル
http://prima-m.com/
官能のプリマ全10章
上記サイトにて公開中。

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