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7 後始末(2)

「あなたの、その姿のことだけど、議論をするための衣装じゃないって事はもう、賢明なあなたには分かっているはずよね」
意地悪く一歩下がり、Mの裸身をこれ見よがしに上から下まで見つめた母は、さり気なく彼女の背後に回った。
「あなた、ずいぶん変わった尻尾をぶら下げているのね。何に使うものか教えてくれないかしら。私が帰る前にきっと使っていたはずだもの、見せてもらう権利はあると思うわ」
母は、僕が縄尻で作って彼女の体内に挿入した二つの縄の結び目に注目した。ウェストの背後から垂れ下がった縄の途中で、二つの結び目は淫らに揺れていたのだった。

「分かりました。私の話を聞く耳は持たないと言うのですね。あなたの気持ちは分からなくはないし、立ち会っている男たちも口ほどにもないお坊っちゃんたちだという事も分かりました。気の済むまで、存分になぶってください」
一瞬僕は顔が赤くなり、服を着ていることが恥ずかしくなって、父の横顔を盗み見た。しかし父は、平気な顔でゆったりとして母と彼女のやりとりを見ているのだった。
「ええ、存分にさせてもらうわ。尻尾の使い方を教えてちょうだい」
「分かったわ」と言いながら膝を折って正座した彼女は、両の膝先でバランスを取って頭から床に向かって前屈した。床で強く頭を打たないよう、緊張して沈み込む裸身の下で、筋肉が美しく躍動する。
ソファーに向けて横顔を床に着けた彼女は、両膝を広く開いて形の良い尻を高く宙に突き出す。
「いいわよピアニスト。結び目を入れてちょうだい」

言われるままに僕は、高く掲げた尻の後ろに屈み込み、二つの結び目がある縄尻を手に取った。
小さい結び目を肛門に、大きい結び目を性器へと、指先で粘膜を割り開いて挿入しようとすると、
「うっ」とMが下半身に力を入れる気配がした。目の前の鮮やかなピンク色の肛門と性器の入り口が微かに震えて広がり、二つの結び目を器用に体内に呑み込んでしまった。

僕の介助で再び正座した彼女は、身体を縦に割った二条の黒い縄を陰毛の中に埋没させた裸身を伸ばし、首筋を真っ直ぐに立てて母に言った。
「これが使い方です。あなたもお試しになりますか」
「いえ、結構ですよ。でも、よく分かりました。肌に密着した衣装がお好きなようね。それに、とても薄着好きで暑がりなのでしょうよ。とっぷり身体を冷やさせて上げる。ついでに熱にのぼせきった頭と下半身もね」
サディスチックな笑みを浮かべた母が、Mを見下ろしてゆっくりと言った。後ろに従うケンが一声、ワンッと吼え、正座した彼女の裸身がびくっと震えた。
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アカマル

Author:アカマル
http://prima-m.com/
官能のプリマ全10章
上記サイトにて公開中。

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