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9.狂乱家族(3)

僕は部屋の隅に家具のように立って、一切を見る。
Mは、剥き出しになった母の股間に顔を突き入れ、最高の技術で舌を使った。彼女の後ろ姿はまるで、燃えさかるセックスの権化のようだ。股間を黒縄で割られた尻を後ろに突き出し、前後左右に揺すりながら、全身の力を母の陰部へと集中させる。いつしか母の顔が苦しそうに歪み、荒い息づかいさえ聞こえてきた。いつの間に服を脱ぎ捨てたのか、全裸の父が母とMに寄り添い、上を向いた母の口を吸いながら手を動かし、巧妙に服を脱がしていく。

全裸にされた母が、両足をMの左右の肩に乗せた淫らな格好のまま、唇に合わされた父の口の陰から「むー」と、ひときわ高い声を上げた。
やっと母の股間から顔を離した彼女が、濡れた口元を肩で拭いながら僕を振り返った。
「あれ、ピアニストだけが服を着ているのね。恥ずかしくはないの」と声を掛けたのだ。もちろん僕は恥ずかしかった。しかし、決して服を着ているからではなく、服を着ていない三人の性への執着が恥ずかしかったのだ。

「ピアニストには、もう言ってあったはずよね。男女の間には何でも有りだって。何を恥ずかしく思うことがあるの。君のチチとハハなんだよ。それに…。ひょっとして君は、私が嫌いになってしまったのかな」
黒縄で縛られた豊かな乳房を僕の方へ向け、母の愛液でぬめぬめと光るセクシーな唇をちょんと突き出して彼女が言う。ついさっき全身で感じた裸身の柔らかさを思い出す。僕はもうたまらない。
神を信じていない僕が許しを乞うものなど、父と母ぐらいしか思い付かないが、その両親がこんな状態では知ったことではない。僕は、そそくさと服を脱ぎ、屹立したペニスを恥じることもなく正面に晒して、全裸になった。

「皆さん。恥ずかしがり屋のピアニストを罰して上げて。縛り上げて私と一緒に晒し者にしてください。その子は私にペニスを突き入れたくて仕方がないのだから、絶対にできないように繋ぎ止めるのよ」

びっくりしたことに、Mの演説にすぐ反応した父と母が、麻薬にでも侵されたように俊敏に、僕に迫って来た。
父が僕を床に押し倒し、両腕を背中にねじ上げる。黒い麻縄を持った母が後に続き、厳しく縛り上げる。

三人の家族が、ともに素っ裸で性に狂っていた。
両腕の痛みに抗うように、床に押し付けられた顔を上げてMの様子をうかがう。彼女は黒縄に緊縛された素っ裸の身体で両足を開いて立ち、股間に食い入る二本の縄の間に挟まれた黒々とした陰毛を揺するようにして、声もなく笑って僕を見下ろしていたのだ。
両親の手で僕は、Mと背中合わせに緊縛された。後ろ手に縛られた僕の両腕の上に彼女の両腕があった。僕の背が低いのではなく、彼女の両腕が柔らかいため、首筋近くまで高く組み合わされているのだ。やはりプリマには、叶う術もない。
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アカマル

Author:アカマル
http://prima-m.com/
官能のプリマ全10章
上記サイトにて公開中。

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