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4.虜囚(3)

「これでけじめは着いた。極月と弥生を除いた者は僕の回りに集まってくれ。今後の計画の概要を説明したい。一階で見張りに就いている如月も呼んで欲しい」
ピアニストの声で席の移動が始まる。入口のドア近くに座った弥生と極月を残して、全員が北側の奥に移っていった。室内を見回してから、静かに立ち上がった極月が弥生の後ろに回った。

「みんな忙しくて、懲罰の執行を確認している暇はないわ。オシショウとピアニストの命により私の責任で執行します。弥生、立ちなさい」
「はい、お願いします」
凛とした極月の声で、素早く立ち上がった弥生がはっきり答えた。
「弥生、シュータを攪乱した罪で懲罰を科す。今日から二か月間の反省を命じます。素っ裸になって反省の準備をしなさい」
「はい、懲罰をお受けします。十分に罰してください」

神妙に答えた弥生が服を脱ぎ、下着をとって裸身を晒した。鍛え上げられた美しい肌がランタンの光に白く輝く。
「足を大きく開きなさい」
「はい」
命じられたとおりに弥生が両足を左右に広げた。長い足が震え、ランタンに照らしだされた股間で反射光が輝いた。二枚の陰唇の先でブラッドストーンのピアスが光っている。左耳のピアスとお揃いの暗い血のような石だった。

「二か月の反省期間中は、肉体を惜しむための飾りは必要ない。股間のピアスを外します。弥生の証として耳のピアスだけは許す」
股間に屈み込んだ極月の作業がしやすいように、弥生は股間を前に突き出す。眉間が苦しそうに中央に寄せられ、陰唇を飾った二つのピアスが取り外された。

「反省の装具を付ける」
極月が宣言し、テーブルに載せてあった黒いアタッシュケースを開けた。中から直径二センチメートルの金色のリングを取り出し、弥生に差し出す。
「反省の気持ちを込めて、陰門を封鎖しなさい」
金色のリングを両手で押し頂くと、冷たい金属の感触が手から下半身へと伝わる。ブルッと裸身を震わせた弥生がリングを開いた。中腰になって二枚の陰唇に空けたピアスの穴に慎重にリングを通す。そっとリングを閉じると、カチッという金属音とともに左右の陰唇が繋ぎ合わされた。思わず背筋が震えた。股間にぶら下がったリングも無様に揺れる。金色のリングがランタンの光を浴びて陰毛の間で輝いていた。情けなさと恥ずかしさが全身に込み上げ、白々とした裸身がピンクに染まった。

「両手を前に出しなさい」
命令に従って前に差し出した両手首に銀色の手錠がはめられた。手錠というより手枷といった方がよいほど鎖が短い。
「さあ、反省のポーズをとりなさい」
命じられた弥生が数歩を歩き、黒い板壁の前に立った。ゆっくり腰を下げて中腰になる。左足を窮屈に曲げて手錠で繋がれた両手をまたぐ。続いて右足でまたぐと、手錠で戒められた手首が膝の裏側に回った。手錠の鎖が短いため、尻を潜らせて後ろ手錠にすることはできない。腰を屈めて尻を突き出したユーモラスな格好でいるしかなかった。そのまま正座するのが反省のポーズだ。正座といっても、頭を床に着けて高く尻を突き出していないと、膝の後ろに回された両手が手錠で痛む。恥ずかしさを我慢して壁に向かって頭を下げ続けるしかなかった。性器や肛門はおろか、陰部全体が丸見えだった。二枚の陰唇を繋いで陰門を封鎖した金色のリングが陰惨に輝いている。
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アカマル

Author:アカマル
http://prima-m.com/
官能のプリマ全10章
上記サイトにて公開中。

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