2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

7 煉瓦蔵の裏で(4)

「ユウコッ」

高い喘ぎ声がバイクの口に溢れた。全裸後ろ手縛りに緊縛され、股間を股縄で縦に割られた祐子が振り返ってバイクの目を見た。

「祐子、お願いだ。ペニスをくわえてくれ」
苦しそうに首を振って喘ぐバイクに頷き、祐子の縛られた裸身が屈み込んで、ベッドの上にバイクの裸身を押し倒した。細い膝が曲がったまま、上を向いた股間に顔を埋め、祐子は萎んだままのペニスを口に含み亀頭に舌を這わせた。頭の上で、苦しそうなバイクの喘ぎが一層高まる。

「祐子、位置を変えてくれ。俺の口に祐子の尻を」
祐子が離れるとバイクは、両腕に力を入れて自分の身体をベッドの中央に運んだ。すかさず祐子がバイクの上に跨る。祐子の素早い動作に、股を割った縦縄が性器と肛門を鋭く苛む。
祐子はバイクの顔に尻を向けて両足を開いて立った。そのままバイクの股間に顔が入るようにして屈んで行く。ベットに膝を突き、尻を高く掲げたまま股間に顔を埋めた。舌先で小さなペニスを捜し当て、口に含んだ。祐子の尻に回したバイクの手が股縄を解く。そのまま両手で祐子の尻を割開き、狂おしく股間に舌を這わす。

二人の口と舌が、それぞれの官能の高まりを計りながら、目まぐるしくお互いの股間を舐める。喘ぎ声が錯綜し部屋に満ちた。
祐子の舌先で、バイクのペニスが動いている。ごく僅かな動きだが。柔らかな肉の塊が確実に膨張していた。後ろ手に縛られた手を固く握りしめて、一心に祐子はペニスを舌で愛撫した。バイクの全存在が今、私の口の中にあると確信した。私の中でバイクは変わっていくのだと思い、うれしさが全身を貫く。バイクの舌が這う股間が熱く燃え上がっている。

ペニスを遮断していた官能の隘路が、将に突き破られようとしていた。勝ち誇ったように奔流となって、熱い炎がペニスを内部から煽る。バイクの口を勝利の雄叫びが襲う。叫びはすべて祐子の股間に吸い込まれていく。いつの間にか怪しく振り立てられる祐子の尻に負けじとばかり、バイクも一心不乱に腰を使った。

未熟な二人の性が、官能の極みを演出しようとしていた。
ペニスをくわえ込んでいた祐子が口を離し、姿勢を正した。目の下に、細い両腿の付け根で大きく屹立したペニスがあった。十分に勃起して怒張したペニスは、バイクの全人格を象徴するように誇らしく直立している。
祐子はバイクを跨いだ膝を戻し、屹立したペニスに向かって正座した。姿勢を正してからゆっくりと身体を前に倒し、後ろ手に縛られた裸身のバランスを取りながら、顔をペニスに近付けた。猛々しく勃起したペニスの先を一回舌で舐め、愛おしそうに口に含んだ。
「ウーンッ」
有り余る満足感が声になってバイクの口から漏れた。

「バイク、私の中に射精して」
一言いって立ち上がった祐子は、向きを変えて身体を跨ぎ、バイクの顔を見下ろしながらペニスの上に尻を下ろして行った。
熱く濡れた祐子の股間に、更に熱いペニスが触れた。全身がスパークしたように震え、さらなる官能を求める。
びっしょり濡れた股間を固い肉の棒がしなやかに滑る。粘膜と粘膜が触れ合う隠微な感触に陶酔し、全神経が陰部に集まる。優しく体内に導き入れようとしても、勃起したペニスは意地悪く股間を滑り回る。じれったさがこみ上げ、後ろ手に縛られた両手が自由を求めて悶えた。

「手を使って」
目の下で固く目を瞑ったまま喘いでいるバイクに声を掛けた。
祐子の声が聞こえないのか、バイクは苦しそうに顔を左右に振り続けるだけだ。
「根性無しめ」
声に出さずにバイクを叱責した。この期に及んで赤信号はないと思った。たとえ正面衝突しようが、アクセルを一杯に踏みつけるのが男と女だ。私は遊びじゃない。
改めて姿勢を変え、直立したペニスの角度に合わせて尻を掲げた。開いたままの襖が気になったが、やるときはやるんだ。私は今夜、性の狩人になる。
出来る限り陰部の力を抜き、滑りやすい亀頭を肉襞で包み込んでから、静かに、慎重に尻を下ろしていった。

鈍い痛みが陰部に広がっていく、大きく空いた隙間を更に大きい巨大すぎる存在が、強引に埋めていく。巨大なペニスを付け根まで呑み込み、バイクの股間にぴったりと尻を着けると、何物にも代え難いほどの満足感が全身を支配した。そのままの姿勢でそっと息を吐く。下腹部を圧した存在の大きさが、まるで自分自身のように感じられ、醜く目を瞑ったままのバイクがなおさら愛おしくなる。ああ、私もバイクも変わったんだと、理由もなく実感した。

その時、バイクの口から獣の吼え声のような音が響き渡った。強い力で身体を捻る。後ろ手に緊縛された祐子の裸身がバランスを崩した。途端に、股間を満たしていたペニスが、逃げるように引き抜かれた。
横を向いたまま泣き咽ぶバイクの股間で、震えるペニスの先からいつ果てるともなく、白濁した精液が滲み出していた。

「バイクの根性無し」
今度は大きく声に出して叫んだ。バイクの泣き声が一層高くなった。私の中で射精できないなんて、本当に根性無しだ。
プロフィール

アカマル

Author:アカマル
http://prima-m.com/
官能のプリマ全10章
上記サイトにて公開中。

最新記事
カレンダー
03 | 2011/04 | 05
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
free area
人気ブログランキングへ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR