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7 分校(7)

「子供の前で、恥ずかしい格好をさせないでください、お願いです」
力のない訴えが、首縄で引き下げられた頭の下から洩れた。
「おや、おかしな事を言うね。さっきまで子供たちに、その恥ずかしい格好をさせていたのは先生じゃないか」
「お願いです。子供の目には触れさせないでください。もうじき思春期なんですから、影響が心配です」
「つまらないことを言わないで、自分の身体を心配した方がいいよ。オケケの生え出した女の子の尻をまくって、腫れ上がるほど笞打った先生の言葉とも思えない。何が思春期だ。さあ、三人ともこっちに来て、先生の恥ずかしい姿を良く見てやりな」
下半身を剥き出しにしたまま、ぼう然と立っていた祐子が一人でカンナのそばに来た。

「ほらご覧。先生といったって丸出しにしちゃえばただの女だよ。恥ずかしがって尻の穴をひくひくさせているよ。ほとんど馬鹿にしか見えないだろう」
祐子の背に合わせて中腰になり、頻りにセンセイをなぶるカンナの頬に、大きな音を立てて祐子の平手打ちが飛んだ。
一瞬事態が分からず、怪訝な顔付きになったカンナがすぐ体勢を立て直し、長い脚を回して祐子の剥き出しの尻を蹴った。さんざん笞打たれた尻を蹴り飛ばされた祐子はひとたまりもない。背中を見せて床に倒れ込んでしまう。即座に屈み込んだカンナが両腕を背中にねじ曲げ、祐子にも後ろ手錠をかけた。

立ち上がって打たれた左頬に手をやったカンナは、最後に残った光男に声をかけた。
「修太。お前も手を後ろに回しな。どいつもこいつもろくなガキじゃないね」
呼び掛けられて修太は、反射的に後ろ手の手錠を鳴らしてしまった。
「やばい、光男が本当のことを言う」と思って、暑い室温にも関わらず冷や汗が吹き出た。しかし、修太と呼び掛けられた光男は黙って後ろを向き、両手を背中に回した。カチッと手錠をかける音が教室に響く。
「修太が一番素直だね。痛くしないようにしてやるよ」
カンナの言葉に修太は、また顔が熱く火照った。けちくさい嘘などつかなければ良かったと思う。

「それにしても、この先生は子供の教育がなってないね。行き掛けの駄賃にきっちり、お仕置きをしてやるからね」
床に落ちていた竹の笞を拾ったカンナは、センセイの掲げた尻の前に立った。

「さあ、音楽の授業だよ。剥き出しの恥ずかしい尻を振って、大きな声で歌うんだね」
言い終わらぬうちに、振りかぶった笞が打ち下ろされた。
ピシッというかん高い、素肌を打つ音が子供たちの耳を圧した。
「ヒッー」という悲鳴がセンセイの口を突いた。

笞は何度も何度も数え切れないほど、センセイの剥き出しになった尻で位置を変え、角度を変えて打ち下ろされた。
高く、低く、途切れることなく、陰惨な悲鳴が教室中にこだました。

「あれ、笞が折れてしまったよ。たわいがないねえ」
急に静まり返った教室に、カンナのとぼけた声が響いた。
「まあ、こんなところで勘弁してやるか。こらえ性もなく糞、小便を垂れ流されたんじゃ、臭くてやってられないよ」
ヒクヒクと痙攣しているセンセイの裸身が、恥ずかしさにまた赤く染まった。

白い尻全体が赤く腫れ上がっていた。無数のミミズ腫れが尻の割れ目を挟んで錯綜し、所々で皮膚が裂けて血が滲んでいる。執拗に狙い打たれた肛門は赤黒く爛れ、括約筋が力無く弛緩してしまっている。
その肛門の周囲は排泄物で汚れていた。足下には多量の糞尿で水たまりができていた。

笞を投げ捨てたカンナが素手で、二倍ほどに赤く腫れ上がった尻を叩いた。
「ヒィー」呻き声に似た長い悲鳴が、センセイの口を突く。
「よく鳴く先生だね。名残惜しいけれど、そろそろさよならするよ。子供はもらっていくから、保護者によろしく言っておくんだよ。それから、あたしたちが半端じゃないことは、もう飽きるほど分かったはずだ。警察には頼らない方が身のためだよ」
静かな口調で話し終えたカンナは、ウエストバックから細縄を取り出す。
恐ろしさに顔が蒼白になった祐子と光男を小突いて並ばせ、二人の手錠を手にした縄で連結してしまった。

「さあ、あんたはこっちだよ」
修太の手錠に手をかけて、後ろ向きに教卓の方へ曳いていく。センセイの首から延びた縄の前で正座させ、片方の手錠を外し、縄に通してからかけ直した。
「じゃあ凱旋するからね」と言って、祐子と光男を後ろ手に連結した縄尻を持って歩き始める。
下半身を剥き出しにした祐子と光男が、肩をぶつけ合いながら曳き立てられて行く。
正座させられたままの修太が大声を出した。

「俺も連れていけ。眉なし女。俺が修太だ。お前は間違ってるんだぞ」
叫びながら立ち上がろうとすると、後ろでセンセイの悲鳴が上がった。首に繋いだ縄に修太の手錠が連結されているため、喉を絞められたのだ。
「畜生。俺が修太だ。俺を連れて行け」
再び正座して叫ぶが、祐子と光男を曳き立てていくカンナは、高らかな笑いを残して教室を出て行ってしまった。
泣き声になって「連れて行け、連れて行け」と叫ぶ修太の声が、蝉時雨の戸外にまで轟き渡った。
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アカマル

Author:アカマル
http://prima-m.com/
官能のプリマ全10章
上記サイトにて公開中。

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