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8 通洞坑-1-(5)

「祐子も座りなさい。地面が乾いているから裸でも気持ち悪くないわ」
話題を変えて、まだ立ったままの祐子に声をかけた。

「祐子は座れないんだ」
光男が代わって答えた。
「えっ、どうして」
「お尻が腫れ上がっていて、痛くて座れないんだ。きっとお尻の穴も爛れているんだ。センセイがあんなに打つからいけないんだ。僕は五発だけだったから座れるけど、祐子は数え切れないほど笞で打たれたんだ」
光男が吐き捨てるように言った。

「えっ」と絶句したMは、静かに祐子に言った。
「後ろを向いて、お尻を見せなさい。傷口が汚れて膿んだりしたら取り返しがつかないわよ」
もじもじする祐子に「見せなさい」と優しく、強い声で言った。
後ろ向きになった祐子に、ランタンを跨いで足を広げるように命じる。
ランタンの光に下から照らされた祐子の尻は悲惨だった。尻の割れ目を挟んで無数のミミズ腫れが縦に走っている。肛門の周りは赤黒く爛れ、その全体が泥や埃で汚れていた。
「すぐ治療しなければだめよ。ここでは仕方がないから、とりあえずさっきまでいた場所に戻って地下水で洗いましょう。光男はここで待っていなさい」
「嫌だ、僕も行く。独りじゃ怖くて待っていられない」とべそをかく。
仕方なく同行を許し、さっきと同じように後ろ手でランタンを持って、もと来た道を帰って行った。

地下水の池の畔にランタンを置き、祐子に池に入るよう命じた。
「しばらくお尻を水に浸けてから、良く洗った手で丁寧に洗うのよ。水が冷たいからあまり傷に沁みないし、腫れを冷やすこともできるわ」
言われるままに祐子は池の中央まで進み、剥き出しの尻を水に浸けた。池といっても地下水が広がっているだけなので適度な流れがある。祐子は尻を水に浸けたまま、後ろ手も手錠ごと水に浸けてよく洗っている。二分ほど尻を水に浸けさせてから、手を使って丁寧に洗うように言った。

Mも池の縁に膝をついて水で口をすすいだ。冷たくて清潔な水の味が口中に広がる。
それにしても、まだ未熟な性を無惨に痛めつけるなど、とても許せることでなかった。

「その先生も懲らしめてやるわ」
つい声に出して言ってしまった。
「センセイは眉なし女に、祐子より酷く痛めつけられたんだ。それも素っ裸にされてだよ。ほんと、怖かったよ」
光男が興奮した声で言った。
「そう、あのカンナが」と言って、Mは口を閉じてしまった。

後ろ手で尻を洗っている祐子に声をかける。
「もういいわ。上がりなさい。ここに来て私にお尻を出してしゃがみなさい」
良く洗えたかどうか検査をされると思った祐子は、渋々近寄ってきて、腫れた尻を突きだしてしゃがみ込んだ。

「ここでは何の治療もできないから、私が舐めるわ。悪い病気はないから大丈夫よ。さあ、大きく足を開きなさい」
後ろ手に手錠をかけられた不安定な姿勢のままMは横になって、祐子の大きく開かれた尻に口を付けた。肛門を中心にゆっくり舌を這わせる。爛れた肛門が舌に悲しい。思わず涙がこぼれた。子供たちに涙を悟られないよう、股間の奥まで首を伸ばし、舌を這わせる。
足を開いてしゃがみ込んだ祐子も尻を上下左右に振って、Mが良く舐められるように協力する。冷たかった尻が暖かくなるまで、Mは尻に舌を這わせ続けた。
仰向けになって性器の近くまである笞痕を舐めているとき、祐子の目からこぼれ落ちる涙を見た。

「Mは、動物のお母さんみたいだ」
横で見ていた光男が感に堪えたような声を出した。
「お姉さんと言ってくれる」
股間で答えると光男が笑った。その笑い声に混じって確かに、祐子の笑い声も聞いたとMは思った。
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アカマル

Author:アカマル
http://prima-m.com/
官能のプリマ全10章
上記サイトにて公開中。

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