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5.友の肌合い(5)

「決心は変えないわ。もう私は、現実を拒絶してしまっているの。確かに私たちは屈辱的な恥辱を味わっているわ。素っ裸のまま鎖に繋がれ、二人一緒にトイレに入るなんて想像もできないことよ。でも私にとってはMが思うほど辛いことではないの。いずれ滅びる身が現実に弄ばれているだけだと思う。辛くて悔しくて仕方がないと思うほど、このまま滅び去ることが惜しくてたまらなくなる。そして、この試練の先には惜しまれるのと等価の世界が広がっているの。私はその世界を信じる。もう引き返したくない」

確信に満ちた声を聞きながら、Mは熱心に弥生の乳房を揉みほぐし、突き立った乳首を愛おしんだ。
「確かに、この美しい乳房が滅ぶのは惜しいわ。でも私の愛撫に共感する感覚は今現在だけの弥生の特権だと思う。肉体の滅び去った世界がいくら素晴らしく美しくても、性のときめきだけは決して得られはしない」
「私には、なくていいものだわ」
即座に答えた弥生の声に、Mは悲しみを聞いた。

「窓の外に人の気配がしたら、私は大声を出す。いいわね、一緒に帰ろう」
Mの張り詰めた声が狭い空間に響き渡った。二人の視線が絡み合い見つめ合ったまま、ゆっくりと短い時が流れる。激しい風の音に混じってバイクのエンジン音と若者の嬌声が聞こえてきたとき、Mが全身を緊張させて大きく息を吸い込んだ。喉元まで込み上げた叫びを、すんでの所で弥生の口が封じた。素っ裸のまま向かい合って便器の上にしゃがみ込み、大きく両膝を広げ合った二人の女が口付けを交わしている。大きく開いて被せられた弥生の口の中で、Mは唇を開き舌を伸ばした。ぎょっとして小さく窄められた舌に、ひとしきり舌を這わせてから意地悪く退く。Mの舌を追っておずおずと弥生の舌が伸びた。二つの舌がもつれ、激しく絡み合う。微かな喘ぎが二人の口の間から漏れた。Mがそっと目を開くと、目の前に切れ長な弥生の目があった。まさに燃え上がろうとする炎が瞳の中で揺れている。

「M、どんなことがあっても、生きてる限りMを守るわ」
感に堪えた声で弥生が叫び、中腰になって立ち上がった。しゃがみ込んだMの身体に全身でのし掛かっていく。Mの乳房に弥生が激しく股間を擦り寄せる。柔らかな陰毛と陰唇からぶら下がったリングが、腰の動きにつれてMの左右の乳房をなぶる。そのままの姿勢で弥生は腰を下ろし、Mの下腹部に尻を預ける。肛門栓の先が下腹を鋭く突いた。急に便意が高まり、弥生を下腹に乗せたままMは激しく脱糞した。肛門栓で封じ込まれていたガスが何回も大きな音を立てる。狭い空間にやり切れないほどの臭気がこもった。断続して肛門を襲うガスの音に顔を赤らめながら、Mは弥生の乳房に顔を埋めて小さく言った。

「ごめんなさい。恥ずかしくて全身赤くなってしまった」
「トイレに来たのだもの恥ずかしがることはないわ。私だってMの前で同じことをする。かえって一緒にいられたことがうれしい」
落ち着いた口調で言った弥生は、器用に身体を捻ってMの横に中腰で立った。

「M、鎖に注意して身体の向きを変えて。水を流してからお尻を洗って上げる」
弥生が有無を言わせぬ声で言った。
「まさか、弥生にそんなことさせられないわ。私は寝たきりのお婆さんではないのよ」
ほとんど祐子と同じ年齢の弥生がMの保護者のように振る舞う。Mは面食らってしまった。自分のお株を取られたような気さえした。

「恥ずかしがらなくてもいいのよ。排便の後には、また肛門栓を挿入されるわ。お尻の穴を清潔にしておかないと、きっと肛門が爛れてしまう。睦月はたった三日間の反省だったけど、三日目には肛門が真っ赤に爛れたわ。痛みで涙を流していたのを覚えている。私たちの反省は二か月間よ。余程注意をしないと歩くこともできないほど肛門が爛れてしまうわ。さあ、後ろ向きになってお尻を出しなさい」
弥生の言葉に促されて、Mが苦労して後ろ向きになる。弥生が便器の水を流す。しばらく水を流し続けてから、少し温かくなった水を両手にすくった。
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アカマル

Author:アカマル
http://prima-m.com/
官能のプリマ全10章
上記サイトにて公開中。

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